
城南信用金庫雪ヶ谷支店での研修
令和7年12月5日、城南信用金庫雪ヶ谷支店において、金融機関向けキャッシュレス納付研修会が開催されました。当日は、雪谷税務署から坂元統括国税徴収官・菊池課長補佐、城南信用金庫雪ヶ谷支店から富崎副支店長および若手行員の皆さまが参加されました。雪谷納税貯蓄組合連合会からは、オブザーバーとして近藤名誉会長と川上副会長が出席しました。
昨年度は嶺町集会室大会議室で実施しましたが、本年度はより実務に即した研修を行うことを目的として、金融機関の支店での開催となりました。講師を務めた坂元統括国税徴収官と受講行員の皆さまとの距離が近かったことから、スマートフォンの操作等についても、各受講者のペースに合わせて進めることができ、より効果的な研修となりました。
講師の坂元統括国税徴収官
当日の研修を終え、講師の坂元統括国税徴収官からは次のようなコメントがありました。
「今回の研修会は、地元の金融機関の支店で実施したことに大きな意義があります。税務署主体の研修ではなく、準備段階から若い行員の皆さまと意見交換を重ね、日頃からお付き合いのあるお客様へスマホ納付をお薦めするための研修です。すなわち、各受講者が特定のお客様を想定し、その方にキャッシュレス納付をお薦めし、スマホ納付の操作をご案内するための実務的な内容となっています。」

受講者からの感想
この研修の目的を十分理解した上で受講しました。私たちがキャッシュレス納付の推進役として活動することは、お客さまの利便性向上につながること、また当行においても税公金の収納・支払の効率化を通じて、より便利な金融サービスを社会に提供できること、さらに国税局等の行政が推奨するキャッシュレス納付推進事業にも寄与することにつながる。これらを強く自覚したうえで受講しました。
今回の研修によって視野が広がり、今後のお客様への対応にも一層深みが増したと感じています。

近藤忠夫名誉会長のあいさつ
只今、ご紹介頂きました雪谷納税貯蓄組合連合会名誉会長の近藤忠夫でございます。本日、城南信用金庫雪ヶ谷支店において、各行員の皆さまによる「キャッシュレス納付」に関する研修会に参加させていただきました。
私は、雪谷納税貯蓄組合連合会名誉会長として参加させて頂きましたが、東京国税局管内納税貯蓄組合連合会会長として、東京都、千葉県、神奈川県、山梨県、1都3県の納税貯蓄組合連合会をとりまとめております。平素より、支店長をはじめ行員の皆さま方には、金融行政の中で税に関する徴収等にご協力いただき、心より御礼申し上げます。
さて、2021年5月24日、東京国税局および管内1都3県は、インターネットバンキングなどのキャッシュレス納税を推進するため、「キャッシュレス納付共同推進」宣言を行いました。
この宣言には、日本銀行、全国銀行協会、各金融機関など計126団体が参加し、納税者の利便性向上や業務の効率化を図るため、協力してキャッシュレス率の向上を目指すことが確認されました。
現在、納税者の多くは依然として金融機関窓口での現金納付を利用しており、ネットバンキングや口座振替などキャッシュレスでの国税納付率は、令和7年度末までに40%を目標としております。東京都や各自治体も独自に宣言を行い、普及促進を進めてまいりました。
令和3年5月24日の宣言式において、東京国税局管内納税貯蓄組合連合会として、「デジタル化のメリットをより多くの方々が享受できるよう取り組む」と表明し、当時の美並義人国税局長からも「現金納付が習慣化している納税者の意識や行動を変革する取り組みが重要である」とのお言葉がありました。
国税局としても、1都3県共同でキャッシュレス納付の案内リーフレットの作成等を進めているところですが、現状では金融機関や税務署窓口での現金納付も依然として多い状況です。
今後は、納税者と接点の多い民間団体や、収納業務を担う金融機関とより連携し、納税者への働きかけを強化することが重要であると考えております。雪谷税務署、雪谷納税貯蓄組合連合会としても、引き続き推進を図ってまいります。
東京国税局では、キャッシュレス納付実行率のさらなる向上を目標に、切れ目なく推進するとともに、納税者への広報・教宣活動にも一層取り組んでまいります。
日々、実務の中でキャッシュレス納付に取り組まれている城南信用金庫雪ヶ谷支店の行員の皆さまには大いに期待しております。本日の研修会が、皆さまにとって実り多きものとなりますよう祈念申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。




